下のグラフは、結婚を焦り始める年齢/「もう結婚しないかもしれない」とあきらめる気持ちが芽生える年齢 という質問に対しての回答の統計です。
焦り始めるピークは30才、あきらめ始めるのは40才がピークであることが分かりました。焦り始める年齢は30才に向けて徐々に高まる傾向にあり、あきらめ始める年齢は35才で一度高まった後、40才でピークを迎える傾向を示しました。未婚女性の結婚に対する気持ちは、5才刻みで大きな節目を迎えるようです。

次に、未婚女性に子供が欲しいと思うか尋ねたところ、4人に1人は「欲しいとは思わない」と答えました。欲しいとは思わない理由を尋ねたところ、トップは「子供を育てる自信がない」47%、次いで「現在の社会状況の中で子供を育てることに不安がある」46%、「仕事と子育てを両立するのが困難」37%となりました。


このように、最近の女性の心理を見ると、結婚や出産・子育てに対して、希望、自然な流れと言うよりも、不安、負担やプレッシャーになっているようです。場合によっては、子供よりも自分中心の自由な生活をしたいという傾向があると言えるでしょう。昔は血統を残す、子孫繁栄という意識が強かったと思います。しかし最近はそのような動機で出産するという意識は薄れているようです。
それでは、なぜ最近の女性の心理がこのように大きく変化してきたのでしょうか。様々な原因があると思いますが、ひとつには、本人が育ってきた環境に大きな原因があると思います。それは、家庭の夫婦関係、親子関係、学校での教育、社会の風潮、価値観の変化だったりすると思います。
次に続く・・・