それでは、なぜ近年、女性は子育てに対する自信がなくなってきたのでしょうか。 あくまでも原因のひとつとしてとらえていただきたいのですが、核家族の影響が大きいと思います。昔は、三世代が一緒に暮らしたり、親戚がすぐ近くに住んでいたりと、何かと親戚との間で協力体制が取れていたと言うことです。共働きは、昔もある程度あったと思います。母親が仕事で忙しいとき、おじいさん、おばあさんが孫の面倒を見ると言うことはよくあったのではないでしょうか。今は核家族が進んでいるため、母親一人に子育ての負担が来てしまい、不安があってもすぐに相談することもできないと言うことです。

当然、近所や知り合いのお母さん同士で、相談したり協力したりすることもできるのですが、やはり血の繋がった関係は強いものです。どのような事情圏も越えることのできる関係ではないでしょうか。
統一教会の創始者である文鮮明先生は 「家庭は三代が伝統を立てなければならない」「三世代が一緒に暮らすことが必要です」 と語られます。「血統」とは縦的なものです。そのような面から考えても文先生の言われる内容が理解できると思います。
「宗教の最高の目的は真なる家庭建設にある」
「家庭は天国の母体であり、理想は愛にある」
「天情がとどまることのできる最高の起点と終点は家庭である」
上記の言葉は、文先生の語られたみ言ですが、統一教会では、個人の完成を目指すのは当然ですが、最も重要なのは「家庭の完成」であります。「国家」という言葉も「国」と「家」という文字に分けられることから、家庭が集まってこそ国家なのです。ですから、理想の家庭が集まれば、理想の国家が建設されると言うことです。これからの時代は、「家庭」を中心とした思想が何よりも重要になってくることでしょう。